とある男の秘録集11
¥400
売り上げが芳しくない。おじさんの愚行も減ってきているのは前にもお伝えした。私に対しての連絡も減ってきた。これはまずい。昔は頻繁に連絡をとっていたなと思い返す。はじめた頃から私には無縁の汚濁世界。そこに迷い込んだ感覚は今でもある。もうここまできて言い訳にしか聞こえないような気もする。以前はもっとおじさんとくだらないことで話をした。おじさんの機嫌も良かったからかもしれない。クソ野郎と思いつつも彼の中の人間的な…倫理ある優しいおじさんであって欲しいという希望…か願望があったのかもしれない。世の中ではクリーンなイメージのアイドルが不倫現場を暴露されゲス不倫と書かれ、天から地の地まで落ちる。元のイメージが潔白だったため落ちるスピードと落下距離は即死の域に達している。楽しんだ代償はでかいということか。非常に恐ろしい。その点おじさんのイメージは変わらない。安定してというか均衡して底辺でしかない。怪我もし無し無傷で落ちきって汚れた世界で立っている。ふと映画の中に出てくる悪役を思い出す。今までのテレビや映画のヒーローは話の中でプライベート部分も描かれる。が、ダークヒーローは描かれることなかった。タイミングよく出てきてタイミングよく去る。人は彼たちの悪行と言う、うまみ成分をたっぷりかけ正義役に感情移入し泣く。しかしここ近年はダークヒーローに照準があてられた作品が多い。映画「ジョーカー」などはいい例だと思う。彼の性格、生い立ち、不遇…そして絶対かなわないであろう夢を追う惨めで不器用な過程が毒々しく描かれた。なぜそんな話のものが世界的にヒットしたか。大衆が抱く世の中への不信が根底にあることは言うまでもない。なかなか改善されない格差の拡大や貧困という世界的な問題がそうさせているのか。わからないが「バットマン」ではなく「ジョーカー」が主役になれた現実。いつか極悪非道のエロ配信者(おじさん)は日のめを浴び自由に表現でき彼の思想を評価できる日がくるのか。色々心配なので一生来ないでください、来なくていい。でもクレジット会社の締め付はだけは何とかしてあげてほしい気がします。話がまたそれてしまったが、今回の4人も多岐に跳んだジャンルの女たちです。まず1人目赤髪ギャルのスケーター。見覚えのある完璧ボディ。この子は以前図書館で本を読んでいた地味目の女と同一人物か…。