じんかくそうさ洗脳催● 私は私がわからない。誰もいない学校にはゴミがない。肉塊見つけて微笑んで編 渚みつき

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ここ数ヶ月、自身の記憶が曖昧になっているみつき。無理に思い出そうとすると原因不明の頭痛が起こる。いつからだろう。あれは、そうだ、誰もいない学校。いつからからクラスのゴミ出しは学級委員の仕事になった…。休日に学校に行かなければいけないのに、担任からはLI○Eのみでしか返事が来ない。なぜなんだろう。心当たりのあることを思い出そうとすると、私の思考は停止する。これが、今の私を形成するもののすべて。前進ではなく停止。これが心地よくもなく附に落ちることもなく、大事なことが思い出せないでいる。私は私がわからない。そのことだけは、はっきりと鮮明にわかる。そして、今日もゴミが重い…