人妻として、教師として、あるまじき純愛に溺れて…。 豊崎みさと

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『先生、何でいつも学校では指輪を外しているの?』教え子である真一クンのひと言に、私は動揺を隠せなかった。夫の単身赴任が決まった時、夫よりも仕事を選んだあの日から、私たち夫婦の関係は冷めきってしまったのかもしれない。真一クンは、そんな冷たい夫とは反対に熱いまなざしを私に向けてきた。イケナイ事だとはもちろん分かっていた。それでも私は、真っ直ぐで純粋な真一クンの想いから目を反らすことが出来なかった…。